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精子発見のイチョウ(小石川植物園



高木彬光著 『密告者』

 『密告者』は、霧島三郎検事が活躍するシリーズの第2作である。

 株屋(証券マン)を辞めた「瀬川繁夫」が産業スパイになるところから物語は始まる。彼の過去と彼のスパイ活動が絡み、殺人事件が生じる。果たして瀬川は犯人なのか。

 探偵役である検事霧島三郎は極めて理性的な人物で、推論と緻密な論理で謎を解いていく。推理小説に出てくる探偵のイメージの典型のひとつであろう。


(1993年06月)

光文社
文庫
1990


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