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森村誠一著 『人間の証明』
これは、「本郷三丁目」で借りた。
地下鉄のいろんな駅で〈まるまる文庫〉という名で同じことをやっている(2009年でも残っている駅もある……)。 基本的に本は買って読むものだと私は思っているので、借りることはあまりしない。が、一度読んだらおしまいになる娯楽小説(推理小説など)を全部買うのは金と、特に場所の無駄だと思い始めたので(本棚から本があふれている、そのうち整理しないとなぁ)、電車の中の時間つぶしに読む本を借りるようになったわけです。だから、「読みたいな」と思う本でも、「これは買って読もう」と思うと借りないで頭に書名を刻むだけにする……。 この本は、かつて角川から映画化され、非常に話題になりましたから知っている人が多いでしょう。映画の方はTVで見て、断片的にしか覚えていないので何とも言えません。評価するとしたら<中の上>くらいでしょうか、退屈しないで読めるけれど、2度味わう気にはちょっとならない……。 (1991年11月/2009年08月) 角川書店 文庫 1974 |