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神奈川沖浪裏(アダチ版画研究所



長沼石根著 『球界に咲いた月見草 野村克也物語』

 野村克也という人物を、少年時代から、現役を引退し評論家として活躍するまで、ていねいに描いた作品である。

 この本に書かれている記録を見ると、野村克也という野球選手が、不世出の超一流選手であることを痛感する。そして、その地位を得るために行なった努力……。現在の野村監督が語る言葉は、かつての自分へ向かって語っているのではないのか、そんな読後感が残った。

(1993年11月)

朝日新聞社
1993


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