ぴゃんの本棚



壁の向こう(根津美術館



レビンソンとリンク著 『刑事コロンボ パイルD−3の壁』

 お馴染みコロンボ・シリーズの作品である。
 パイルというのはビルの建築に用いられる柱のことで、D−3というパイルがこの作品の焦点なのだ。

 この作品に登場するのはマーカムという野心満々の若く優秀な建築技師。彼の夢の実現を邪魔する障害が現れたときに彼がとった行動とその結末。
 コロンボ・シリーズに共通する犯人の心理への共感が、と言って悪ければ優しさが、作品の中に貫かれている。

(1993年06月)

二見書房
サラ・ブックス
1974


戻る

Copyright(C) 2009 ぴゃん(-o_o-)/額鷹

メールアドレス

このサイトはSitehinaで作成されています。