高階秀爾著　『歴史のなかの女たち　名画に秘められたその生涯』

　本書では、女性を描いた２４枚の肖像画が紹介されている。モデルとなった２４人の女性の人生、その作品が描かれた時のこと、そしてモデルの女性と画家の伝説……。そうしたものがひとつのタピスリーを作り上げている。絵画と歴史の好きな人にはお薦めの本だと思います。


（1993年02月）

文芸春秋社
文庫
1984