ぴゃんの本棚



カップの中の羊歯(Paul Bassett



星新一著 『おのぞみの結末』

 星氏のショートショート(ごく短い短編小説です、念の為)には、一冊の全作品がひとつのテーマなり、ひとつの洒落なりで貫かれているといったふうなものがある。

 例えば『ノックの音が』という本は、作品すべての書き出しが「ノックの音が」。

 この本もそうした構成を持つもののひとつで、書名通り、その結末に“作品のミソ”がおかれています。
 どういう”ミソ”かは是非、ご自分でどうぞ。気楽に楽しむにはちょうどよい本です。

(1991年03月に書く)

新潮社
(文庫 1976)


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